Lさんは今の状況を話し、今残っている借金さえどうにかなれば、事業も持ち直しているため、生活を再生できることを司法書士さんに話しました。司法書士さんからは「小規模個人再生でやりましょう。」と言われ、詳しい説明を受けました。簡単に言うと、「借金の総額を5分の1または100万円のどちらか多い額まで、減額することができ、それを3年で返済していく」ということでしたが、Lさんのような個人事業主の場合、「債権者の頭数の半数以上が反対の意思を書面で回答し、かつ、その反対した債権者に対する借金の額が総額の2分の1以上である場合」は認められない可能性があるということでした。ただし、実際にはあまり反対されることはなく、Lさんの場合は問題なく認められるだろうということでした。
結局、司法書士さんに依頼することにし、仕事の合間をぬっては必要な書類を準備し、個人再生委員との面接などを経て、無事手続きを終了することができました。「民事再生」をした結果、借金の額が160万円まで減額され、毎月約4万5000円の返済で済むようになり、生活はグッと楽になりました。 |